甲板員遺族が国に損害賠償求めて提訴 知床 KAZUⅠ沈没事故 「疎かな検査で船を合格させたことが事故につながった」
2022年、北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、甲板員の遺族が国に損害賠償を求める訴えを起こしました。
2022年4月、観光船KAZUⅠが沈没した事故で国の運輸安全委員会は船の前方のハッチが十分に閉まっておらず、海水が流入したことが沈没に繋がったと分析、事故の3日前には国の代わりに船舶の検査を行うJCIがハッチの動作確認を省略していました。
死亡した甲板員の曽山聖さんの両親は疎かな検査で船を合格させたことが事故につながったなどとして国に対し約1億900万円の損害賠償を起こしました。
甲板員の遺族は運航会社と桂田精一社長に対しても訴えを起こしています。