"副都心計画"から半世紀 大きく変わる「新さっぽろ」再開発の総仕上げ 建物の老朽化・住民の高齢化進むマチ→若者も集まるマチに
BiVi 新さっぽろのオープンで地域の暮らしは大きく変わります。札幌の「副都心」を目指してきた新さっぽろのこれまでと、これからです。
「やっと来たかという感じ」
「(Q:新しい店舗期待感高め?)高め!上がるよねテンション」(来店した人)
11月23日、札幌市厚別区に現れた長い長い行列。地下鉄「新さっぽろ駅」直結の商業施設にこの日オープンするコジマ×ビックカメラを訪れた人たちです。
「今オープンしました。300人を超える行列に5分前倒してのオープンです。続々と人が流れ込んでいきます」(糸口真子フィールドキャスター)
新さっぽろの家電量販店は2002年以来実に21年ぶり。
このタイミングで開業したねらいは。
「Bivi 新さっぽろがオープンすることもあり、いろいろな人がこちらの施設や駅を利用すると考えています」(コジマ×ビックカメラ 新さっぽろデュオ店 木原 明寛 店長)
Bivi 新さっぽろとともに進む、新たなまちづくり。期待感が高まる背景にはマチが歩んできた歴史があります。
1973年、旧国鉄の新札幌駅が開業。このころ市が提唱していたのが、新札幌を札幌の「副都心」とする計画でした。
81年には体験型の青少年科学館、82年には都市型水族館・サンピアザ水族館がオープンし子どもたちの人気を集めました。
82年には地下鉄東西線が白石から新さっぽろまで延伸されて利便性が向上。人口増加によって89年に白石区から分かれて厚別区が誕生しました。
順調に進んできたかに思える街づくりですが…。