蝦夷富士と呼ばれる北海道の名山“羊蹄山”で雪崩 オーストリア国籍の男性巻き込まれけが…骨折か ヘリで搬送―「ニューイヤー バックカントリー」6人で登山
日本百名山の一つで、富士山に似た姿から「蝦夷富士」と呼ばれる北海道の羊蹄山(1898メートル)で1月1日、雪崩が発生し、オーストリア国籍の男性がけがをしました。
警察によりますと、午前8時過ぎ、パーティーの1人から「雪崩に巻き込まれた」と消防に通報がありました。
被害にあったのは、オーストラリア国籍の30代とみられる男性です。
コース外を滑走する「バックカントリー」のため、6人パーティーで羊蹄山に登り、標高約1400メートルの南東側の登山コース外で巻き込まれました。
男性は木に引っかかっていた状態から、仲間に救出され、その後、北海道のヘリコプターで病院に搬送されました。
左足を骨折しているとみられますが、会話ができる状態で命に別条ありません。警察が当時の状況を詳しく調べています。