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歩いた歩数や外出先で獲得する“ポイント制”に? 1万7000円負担で5万3000円分補助の「札幌市 敬老パス」―方針転換に賛否 2025年度目標に議論

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 「敬老パス」の方針転換に市民からは不満の声が上がっています。

 札幌市は2005年以来約20年ぶりに制の見直しを検討しています。

 敬老パスは、バスや地下鉄で70歳以上の方が使うことができます。

 しかし、今回の見直しによってポイント制になるという話が上がっています。

約20年ぶりに見直しが検討されている「敬老パス」

約20年ぶりに見直しが検討されている「敬老パス」

 歩いた歩数や外出先でポイントを獲得し、そのポイントがJRやタクシーなどで使えるということです。

 現在は、1万7000円を自己負担し、特典として5万3000円の補助がつきます。

 そのため、7万円分地下鉄やバスなどで使えるという制度です。

 ポイント制になることによって、自己負担はなく最大2万ポイントがつきます。

 しかし、歩いたり出先に向かわないとこの2万ポイントは獲得できないというところが市民の皆さんの話題の点となっています。

 市民からは納得できないという声が多く上がっているようです。

 利用者からは、「交通費の補助の減額だ」「負担感が増え出かける気がなくなる」という声が上がっています。

 一方まだこの敬老パスを利用していない方からは、「外出先でポイントをもらえるなら、外出する回数がより増えそう」「ポイントで孫にプレゼントができそう」など、プラスの意見も上がっています。

利用者と非利用者で賛否が分かれる

利用者と非利用者で賛否が分かれる

 意見がわかれていますが、札幌市は1月末までに札幌市内全ての区で意見交換会を行い、2025年度を目標に議論をしていきたいとしています。

 議論を重ねてより多くの方が納得できる形に落ち着くことを願います。