犬小屋に迫る炎と黒煙…消防隊員が”3匹の犬”を救出 最後の1匹はギリギリの判断 ”1分1秒を争う”状態か…北海道・稚内市で事務所火災
北海道稚内市で2月12日、2階建ての事務所が全焼する火事がありました。 けが人はおらず、飼われていた犬3匹も無事救出されました。
風にあおられ、激しく噴き上げる真っ赤な炎。
火事があったのは北海道稚内市緑5丁目の塗装会社の事務所です。
2月12日午後3時半ごろ「煙と火が出ている」と付近住民などから消防へ通報がありました。消防車など10台が出て、火はおよそ3時間後に消し止められました。
この火事で建物が全焼しましたが、けが人はいません。
また建物横にある犬小屋から犬3匹が救助されました。
消防隊によりますと、最後の1匹を救助する際は、犬小屋に炎と黒煙が迫っていましたが、消防隊員が周囲の安全状況を確認し「いける」と判断。無事救出したということです。
わずかでも遅れていたら、危なかったとみられています。
3匹のうち2匹はシェパードなどの大型犬とみられ、救助後は3匹とも自力で歩ける状態で、すぐに飼い主に引き渡されました。
警察と消防で出火原因などを詳しく調べています。