自動車保険金約20万円だまし取る―事故を偽装 2tトラック“わざと大破” 車両保険200万円も狙うも保険会社が警察に相談し事件発覚…男2人逮捕 北海道
北海道東部の斜里町で、2トントラックを大破させる事故を装い、自動車保険金約20万円をだまし取ったなどとして男2人が逮捕されました。
詐欺及び詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、北海道東部の中標津町に住む会社役員の52歳の男と、鹿児島県鹿屋市に住む会社員の27歳の男です。
2人は共謀して2022年8月26日午前0時20分ごろ、斜里町の路上で積雪の際に道路の境界を示す視線誘導柱に2トントラックが衝突する事故を故意に起こし、保険会社から自動車保険金約20万円をだまし取った疑いがもたれています。
2人はさらに、車両保険金目的で約200万円をだまし取ろうとしましたが、不審に思った保険会社が支払いを保留したため未遂に終わっています。
警察によりますと、トラックは52歳の男が所有していて、27歳の男が警察に「事故があった」と通報していました。
警察は当時、大きなケガがなかったので、物損事故として通常通り受理したということです。
一方で、レッカーを呼ぶような車の故障や、車が大破する事故など似たような請求が短期間で相次いだため、保険会社が不審に思い、警察に相談。
2023年12月6日に被害届が提出され、2024年2月29日に2人は逮捕されました。
警察は共犯者がいる可能性があるとして、2人の認否を明らかにしていません。
2人は共通の知人で、27歳の男は、当時北海道内に住んでいました。
警察は余罪があるとみて詳しく調べています。