「真夜中の水族館」で何が? 水草を1本1本メンテナンス…"夜のペンギンの様子"も公開 AOAO SAPPOROの作業に密着 北海道札幌市
ところで他の水槽は誰がいつ掃除をしているのでしょう?
例えばこちら、水晶のように美しい水槽。日中のスタッフが「お玉」で水槽から何かを別の容器に移しています。
生まれて間もないクラゲの赤ちゃんです!水槽の水の交換をする準備をしているんです。
「クラゲの水換えの頻度は毎日、1日1回。生きたエサが回り続けると水質がかなり悪化してしまう」(AOAO SAPPORO 生物担当 安斉 翼さん)
生まれて1週間ほどのクラゲは、大きさが1ミリもあるかないか。でも残さず捕まえなければ掃除ができません。
「網で捕まえるとクラゲたちに傷が付いてしまうので、水ごとクラゲたちを回収できるようスポイトやお玉を使っている」(安斉さん)
魚などの水槽は日中スタッフが1つ1つ回り、汚れやすいガラスや土の掃除をしているんです。
一方、ネイチャーアクアリウムのメンテナンス。午前1時、水草を抜く作業と並行し、水槽の前では気の遠くなるような作業が行なわれていました。
「水草を『よる』作業。こうしないと植えにくいんです。後でピンセットを使って水中の「土」に植えていく。1本1本やります。大きいサイズで植えてしまうと、『自然感』がなくなってしまう」(本間さん)
指先程の小さな苗を1本ずつ!果てしない作業が待ち構えています。朝8時までに間に合うのでしょうか?