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自身の肌トラブルをもとに“一生使い続けられるスキンケア”を開発 「honjo」本庄真諭子さん #BOSSTALK

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 【化粧品】天然由来成分のスキンケアコスメを製造し、ネット通販を中心に事業展開する2019年創業の「honjo」。代表取締役の本庄真諭子さんに自らの名前をブランド名につけた思いを聞きました。

原点は自身の肌トラブル

天然由来成分のスキンケアコスメを製造・販売

天然由来成分のスキンケアコスメを製造・販売

――どんな商品を販売されていますか?
 スキンケアコスメと呼ばれる基礎化粧品でローション、美容液、クリームなどを天然由来の成分を使い、北海道で作っています。男性女性を問わず、赤ちゃんも使える優しい成分を使っています。

――ご出身はどちらですか?
 帯広です。姉と妹の3姉妹の真ん中で育ちました。3人とも小さな頃から肌のトラブルがひどく、皮膚科に行っても治らず、当時はファンデーションよりカバー力のあるコンシーラーを使って隠していました。 

――これまでどんな仕事をされていましたか?
 帯広で事務員、札幌でカメラマンの仕事をし、東京では靴屋さんで働きました。札幌に戻ってキャンペーンガールなどをやっていましたが、東日本大震災で仕事が全部なくなり、就職活動を始めました。ちょうど天然由来成分100%の化粧品メーカー「アスカ」が札幌店のオープニングスタッフを募集していたので応募し、就職しました。そこで初めて肌の構造、スキンケアの基礎知識、天然由来の化粧品の良さを学ぶことができました。

「生かされている」 脳梗塞の闘病生活で変わった人生観

試行錯誤の末 芦別の工場に製造を依頼

試行錯誤の末 芦別の工場に製造を依頼

――化粧品で肌を土台から変えられるのですね。
 家もそうですが、土台がしっかりしてないと崩れてしまう。内側から土台を整えることが大事だと考えるようになりました。化粧品の検定に向けて勉強し、化粧品やスキンケア商品の構造を学び、商品開発に興味が湧きました。ただ、その会社では社長さんが商品を作っており、私が製造部門に行くのは難しかった。「こうすれば商品はお客さまにもっと喜んでもらえる。いつか形にできれば」と思い描いていた31歳のときに脳梗塞になりました。亡くなる方や後遺症の残る方が多いのに、私は(治って)生かされていると気づき、人生をもっと楽しもうと、人生観が変わりました。事業を始める大きなきっかけになりました。

――それから独立しましたね。
 当時、(十分に準備しないまま独立し)本当に無謀でしたね。インターネットで「北海道」「化粧品」「工場」で検索して試作品を作ってもらい、最終的な製造先はこちらの思いをくみ取ってくれる芦別市の工場に落ち着きました。使っているからこそ、こういう商品があれば良いなという思いがある。消費者目線ですね。勉強してきたから、この成分は良くても、この肌のトラブルが起きやすい人にはちょっと刺激が強いのかなと思う。でも、(成分量などを)これくらいに(控え目に)したら、先月よりもすごくきれいになっている―。そんな姿を見て、良い成分をうまく組み合わせれば、肌は変わっていくと実感しました。だから、うちの商品はお肌が弱いお客さまと一緒に作り上げた感じがあります。


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