"スニーカー・ウインドブレーカー"姿で羊蹄山に……「寒くて動けない」男女3人グループが遭難 ヘリで救助 女性1人が低体温症の疑いで搬送 北海道
北海道真狩村の羊蹄山で4月19日、登山中の男女3人が山頂付近で一時動けなくなり北海道警のヘリで救助されました。
遭難したのはいずれも30代ほどとみられる男性2人と女性1人の友人同士の登山グループで、4月19日午後1時ごろに男性から「山頂付近で寒くて動けない」などと消防に通報がありました。
3人は19日午前5時ごろから山へ入っていて、9合目付近で女性が動けなくなったということです。
消防などが現場へ向かい3人と接触し、午後4時30分すぎに北海道警のヘリコプターで救助されました。
3人はいずれも意識があり、女性は低体温症の疑いで病院へ搬送されています。
警察によりますと羊蹄山は2合目以降には積雪が残っていましたが、女性はウインドブレーカーを着てスニーカーを履くなど、3人とも軽装でした。
飲み水やライトなども所持していなかったということです。
警察は登山の際、適切な服装・装備を準備した上で山へ入るよう呼び掛けています。