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実験ショー中にアクリル製の筒が「破裂」…母親と小学生の女の子ら4人ケガ "フラッシュコットン"が多すぎたか 北海道旭川市

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事故があった科学館サイパル(北海道旭川市)

事故があった科学館サイパル(北海道旭川市)

 北海道旭川市の科学館で4月20日、実験中にアクリル製の筒が破裂し母親と小学生の女の子など4人がけがをしました。

 事故があったのは北海道旭川市科学館サイパルです。

 科学館によりますと、4月20日午後1時40分ごろ、「サタデーサイエンスショー 燃焼の実験」の際に、アクリル製の筒が破裂しました。

 この事故で、約3メートルの距離にいた子ども3人を含む4人の膝や頬、胸に破片が当たり出血。このうち母親と小学生の女の子が病院で手当てを受け、打撲などの軽傷と診断されました。

 実験ショーは満員で、54人が観覧していたということです。

 実験は厚さ約5ミリ、高さ約50センチのアクリル製の筒の中に空気を入れ、圧力を高めることで温度が上昇し、筒の中に入れた紙が燃える「圧縮発火装置」を使ったものでした。

 科学館の調査では、1回目の実験では中の紙が燃えず失敗したため、2回目の実験では着火点が低く燃えやすいフラッシュコットンを使った際に必要以上に多い量が入ったことで過度に燃焼。破裂につながったということです。

 科学館は、迷惑や心配をかけた人へお詫びするとした上で、今後は安全が確認されるまで、火を扱うすべてのサイエンスショーを中止し、危険性を再点検。必要な場合は安全確保策を講じるとしています。


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