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異業種からの転身 地域に根ざしたプロバレーボールチームを目指して
「北海道イエロースターズ」平野龍一さん #BOSSTALK

社会 友だち追加

【プロスポーツ】バレーボールVリーグ男子「北海道イエロースターズ」は参入5シーズン目の2023、24シーズンでV2リーグ初優勝を飾った。運営会社の北海道イエロースターズ(札幌)代表取締役の平野龍一さんに道民に愛されるチームづくりと今後の夢を聞きました。

大学卒業後、公務員を辞め、たった3人のベンチャー企業へ

2014年 ㈱エス・エム・エスに入社

2014年 ㈱エス・エム・エスに入社

――ご出身はどちらですか? どんな子どもでしたか?
出身は高知市です。学校にも行けないほど病弱でしたが、小学2年ぐらいのときに、へん桃腺を全摘出し。そこから元気になって、運動が大好きになりました。走れる喜びや、動ける喜びに感動して活発な子どもに変わりました。
――将来の夢や、なりたい職業はありましたか?
自分を治してくれたのはすごいと思い、お医者さんを目指しましたが、難しくて(あきらめ)次の道を選ぼうと東京の大学に進学しました。
――大学生活を過ごされ、どういったアプローチで社会に出ましたか?
父親が公務員でしたので、民間企業への就職は考えずに、公務員になりました。年功序列の世界で、新しく変えたくても、20代そこそこでは変えられないことが分かり、転職しました。2年間の公務員生活でした。
――その後はどういった仕事に就かれましたか?
自分の意見が通る小さい会社が良いと思い、わずか3人のベンチャー企業に入りました。東京・渋谷にあり、マーケティングやPRを手がける会社でした。7年間、勤める間に会社は社員250人ぐらい(の規模に)成長して、取締役を務めました。その後、もう一段階上の会社で働きたくて東証一部上場の会社に転職しました。全国に営業拠点を作るお仕事をさせてもらい、札幌にも作ったのが北海道との一つ目のご縁だと思います。

東京から、妻の出身地の札幌に転居 豊かな大自然と道民の温かさに感動

2022年 サフィルヴァ北海道の共同代表に就任

2022年 サフィルヴァ北海道の共同代表に就任

――縁はまだあるのですか?
東京で知り合った妻は札幌出身で、東京で3年間ほど生活しましたが、札幌に帰りたいという話になり、札幌で働ける会社を探しました。前職のマネーフォワードという家計簿アプリやバックオフィスのクラウド会計を提供する会社に転職をさせていただきました。
――北海道に魅力を感じていましたか?
北海道はめちゃくちゃ良いと思います。東京の生活と違って、満員電車に乗らなくて済むことと、自然豊かな環境です。最も良いと思ったのが第1子、第2子が生まれた際、お客さんなどから、お祝いのおもちゃや子どものお洋服をたくさんいただいたことです。そうした関係性は東京では作りづらいと感じ、年々、北海道好きになりました。
――バレーボールとのご縁はどのように生まれたのですか?
マネーフォワード時代、サフィルヴァ北海道の選手から新型コロナウイルス感染症で仕事がなくなったと相談があり、コールセンターで雇用する協力をさせていただきました。
――どういう流れでチームを運営する側に回ったのですか?
独立したタイミングで、スポンサーでの協力をさせていただきました。2年ほど前、共同代表の三木智弘さんから、本業が東京で札幌にはあまりいないので、共同代表制を取ってもらえないかと相談を受け、その場で快諾をさせてもらいました。知らない世界には新たな気付きや新たな成長があると、(これまでの転職の)実体験での確信があり、わくわくしました。