北海道の川で「有機フッ素化合物・PFAS」検出… “飲用水の目標値を超える値” 次世代半導体工場・ラピダスで工業用水として使用予定 上流の浄水場3か所は調査中
北海道苫小牧市の川から、国の飲用水の暫定目標値を超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたことが分かりました。
PFASは発がん性が指摘されている物質で、検出されたのは苫小牧市の安平川です。
国の飲用水の暫定目標値は1リットル当たり50ナノグラムですが、59ナノグラムが検出されました。
安平川の水は、次世代半導体の開発を目指すラピダスが千歳市に建設中の工場で2027年の稼働後に工業用水として使われる予定で、取水施設があり北海道が水質を検査しました。
北海道によりますと工業用水には、PFASに関する水質基準はなく利用に支障はないということです。
川の上流には浄水場が3つあり、最も近い場所で11キロ離れていて、現在、浄水場の水を検査しているということです。