北海道の観光名所「青い池」で得意げに泳ぐ "トンデモ迷惑男" 外国人か 池の中でピースサイン 頭上には違法ドローンも…AI監視カメラの死角ねらったか オーバーツーリズムに悩まされる北海道美瑛町
池の中からピースサインをする男性。
スイスイ泳ぐ男性の頭上にはドローンが飛んでいます。
7月16日午前、上川の美瑛町の「白金青い池」で外国人とみられる男性が池で泳いでいるのを観光客が撮影しました。
「ジャポンという音がなったので振り返ると人が泳いでいる状態。木を登ろうとしたり押したりしている」（撮影した観光客）
「青い池には外国人観光客のほかツアー客やカップルなど多くの人が景色を楽しみに集まっています」（古沢哲也 記者）
美瑛町によりますと池の上流にある白金温泉の成分が流れ込み、幻想的な色合いになったという青い池。
2012年、アップル社のパソコンの壁紙に写真が使われたことで外国から観光客が急増しました。
町は水深が深いうえエキノコックスへの感染も考えられることから、池に入ることを禁止しています。
「（これまでも）池で泳いでいる人を見たという報告や、冬になると池の水が凍って上に雪がつもりまるので足跡が無数に残っているという事例の報告は受けています。非常に危険な行為なので絶対にやめていただきたい」（美瑛町商工観光交流課 成瀬弘記さん）
2023年12月に設置されたAIカメラです。
侵入を感知すると、日本語、英語、中国語、韓国語で危険を知らせる音声が流れ、役場や観光協会にその画像が送られます。
しかし今回、カメラは作動しなかったため泳いでいた男性はカメラがない池の奥の方から侵入したとみられています。
「有名な観光地だから管理する人も注意しなければならない部分ではないかと思います。事故が起きないように防ぐのが重要だと思います」（韓国からの観光客）
また青い池でのドローンの飛行には許可が必要ですが、届け出はありませんでした。
町は、今後対策を検討するとしています。
