【北海道の天気 10/8(火)】「山の雪が遅いとふもとの雪は早い」北海道の天気の法則を過去の統計から紐解く ズバリ今年の初雪は…?
(菅井貴子気象予報士が解説)午後6時40分現在
◆あす9日(水)の天気・気温
広範囲で晴れるでしょう。
日高、十勝、釧路、根室は、東からの海風で、
雲が広がりやすく、山沿いはにわか雨があるかもしれません。
朝は各地で、今シーズン一番の冷え込みで、
最低気温は、札幌は9℃、旭川は4℃で、
猿払村や喜茂別町はマイナスとなりそうです。
霜注意報も出ていますので、農作物の管理にご注意下さい。
日中は、15℃以上の所が多く、日向では過ごしやすいでしょう。
◆札幌の10日間予報 9日(水)~18日(金)
来週前半にかけて、晴天が続きそうです。
平年だと10月に入ると、札幌など日本海側は時雨の天気が増え、
雨の降る日が増えますが、今年はいつもの10月とは異なり珍しいですね。
気温は平年より3℃以上も高く、次の3連休は20℃以上です。
定山渓など山沿いの紅葉も見ごろとなってきていますので、秋の行楽も楽しめそうです。
◆今年の初雪は?
北海道の冬の到来は、過去の統計から紐解くと
「山の雪が遅いと、ふもとの雪は早い」と言えます。
理由のひとつに、上空に寒気が早くやってくると、次の寒気がたまるまで
時間を要すこともあると思います。
今年は、旭岳の初冠雪が約2週間も遅れていますので、
統計的な傾向としては、ふもとの雪が早まるかもしれませんね。
旭川の初雪の平年日は10月19日、札幌では10月28日ですが、今年は早いかもしれません。
暖かな陽気が続きますが、冬支度は早めに進めておきましょう。
◆全道の週間予報 9日(水)~15日(火)
北海道付近は、高気圧に覆われる日が多く、
全道で、秋晴れが続きそうです。
朝晩は寒くても、日中は10月としては快適でしょう。
3連休は、気温が20℃を超える所が多く、行楽も楽しめそうです。
山では紅葉も見ごろになっていますので、散策日和です。