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お母さんは生きていた…母親死亡で『忌引き休暇』取得した職員 中々出勤せず上司が心配して連絡すると…電話に出たのは "亡くなったはずのお母さん" 海保の20代男性職員を懲戒処分 「職場から逃げたかった」

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処分を発表した釧路海上保安部

処分を発表した釧路海上保安部

 北海道釧路海上保安部は11月15日、不正に休暇を取得し、正当な理由がなく職場に出勤しなかったとして、20代の男性職員を懲戒処分(減給1か月、20分の1)にしたと発表しました。

 釧路海保の20代の男性職員は、10月1日から5日まで「お母さんが亡くなった」「実家に行く」として、忌引のため特別休暇を取得。

 しかし7日になっても男性職員が出勤しないことから男性職員に連絡しましたが応じず、心配した上司が男性職員の実家に連絡したところ、亡くなったはずの母親が電話に出たため虚偽の申告と発覚しました。

 男性職員は実家には戻らず、道外の知人宅に滞在していて、調べに対し「職場から逃げたかった」「担当職務が自分に向いていなくて悩んでいた」と、不正を認めたということです。

 釧路海保は15日付で男性職員を懲戒処分(月給1か月、20分の1)しました。処分後、男性職員は辞職したということです。

 本田浩二釧路海上保安部長は「虚偽申告により不正に特別休暇を取得するという公務員としてあるまじき規律違反を犯したことは誠に遺憾です。本件を真摯に受け止め職員に対する指導を更に徹底し、再発防止に万全を尽くします」とコメントしています。