札幌市で5時間に15cmの降雪 1月は少なかったのに“帳尻合わせ”の雪に悲鳴「2月にやられた」 …除雪グッズの売り上げ急激にUP 特に人気なのは“体の負担軽減グッズ” スコップに付けるだけで楽々
「2月に入り帳尻合わせの雪が降り、雪山も高く積み上がっています。除雪の時期はまだまだ続きそうです」(福岡 百 記者)
2月11日、札幌市では昼過ぎから雪が強まり5時間で15センチの降雪。
一時は視界が悪くなるほどの降り方でした。
雪かきに追われる人は。
「雪質がかたくなって大変」(雪かきをする人)
1月まで札幌市では雪が少ない状態が続いていました。
プラス気温が続き、中央区の大通公園ではソフトクリームを食べる観光客の姿も。
異例の天気に札幌市民は。
「暖かいのはいいが、いつもの冬らしくない」(札幌市民)
らしくない冬は、やはり長くは続きませんでした。
1月末から積雪が急増。
平年の4割にも満たなかった積雪が、2月に入り平年並みにまで追いつきました。
札幌市北区のホームセンター「ジョイフルエーケー屯田店」には、除雪グッズを求める買い物客がひっきりなしに訪れていました。
「2~3日前にスコップにひびが入ったので買いに来た」(買い物客)
「1月は楽をさせてもらったけれど、その分2月にやられた」(買い物客)
「こんなものでは収まらないだろう、北海道は」(買い物客)
こちらの店舗では例年は除雪機が1月中に売り切れてしまうのですが、2025年はまだ在庫があるといいます。
除雪グッズの売り上げにも変化が見られるようです。
「1月の売り上げは前年比34.5%と落ち込んだが、2月に入って151%と復調。前年を超えた数字まで復調している」(ジョイフルエーケー屯田店 池守 克之さん)
いま特に売れ行きがいいのは、スコップなどに取り付けると体の負担を減らせるというグッズです。
「後付けのハンドルを装着して押すと、腰にかかる負担が大きく減る。これからも伸びていく商品だと思う」(池守さん)
雪かきをする際、無理な体勢を取らなくてもすむ工夫がされています。
急に雪が増えたことから除雪の機会が多くなり、体が悲鳴を上げている人も多いようです。
雪の季節はまだ続きますが、季節が進むにつれて売れ筋の商品も変化するといいます。
「雪が落ち着いてきても“雪庇落とし”や“氷割り”が、これからの売れ筋となってくる」(池守さん)
憂鬱な雪かき、いつまで続くのでしょうか。