【止まらぬ卒アル個人情報漏えい問題】北海道の児童生徒「顔写真と名前」"流出"は2万人超に拡大…私立学校や幼稚園などでも約2400人分が漏れた恐れがあることが新たに判明…仙台の印刷会社にサイバー攻撃
札幌市を含む北海道内の小中高校などの卒業アルバムに掲載された個人の名前や写真が漏えいした恐れがある問題で、北海道は17日、新たに私立の学校などでも約2400人の個人情報が漏れた可能性があると発表しました。
道によりますと、漏えいした恐れがあるのは、道が所管する私立の幼稚園と認定こども園28園、中学校2校、高校5校、専門学校4校の合わせて39校(園)の「2023年度の卒業アルバム」に掲載された2430人分の個人名や写真です。
印刷を請け負っていた宮城県仙台市の印刷会社が2024年7月にサイバー攻撃を受け、道が公立学校以外の私立学校についても調査を進めていました。
道は「個人情報を悪用した二次被害は報告されていない」としています。
全国で約17万人分の個人情報が漏えいした恐れがある、この”卒アル流出問題”。
道内では、札幌市立の小中学校100校の児童生徒約9500人分をはじめ、札幌市立以外の小中学校・高校など約120校の児童生徒約9700人分の個人情報が漏れた恐れがあることがわかっていて、今回判明した私立分と合わせると、2万1600人あまりの個人情報が漏えいした可能性があります。