「予約がとれない」「宿泊料金が高騰」 札幌のホテルで一体何が…コロナ禍から“観光客”が復活 36年ぶり“高校総体”も
北海道札幌市のホテルの宿泊料金が高騰しています。加えて、非常に予約が取りにくい状況が続いています。いったい何が起きているのでしょうか。
八木 隆太郎 キャスター：「宿泊サイトで札幌市内の8月上旬の週末の宿を予約をしようとすると、スイートルーム62万円。ビジネスホテルも3万円～4万円と、かなり高額です」
この夏、札幌市内のホテルの宿泊料金が高騰し、予約が取りにくい状況が続いています。札幌市を代表するシティホテルでは、スイートルームなどの高級な部屋しか空いていないケースが。また、通常1人1泊数千円から宿泊できるビジネスホテルも、1泊3万円近くと倍以上の値段になっている場合も。
観光客：「とても高い。今は札幌市だと7万円くらい」
観光客：「予約がとりにくかった。ネットで出てこない」
札幌市中央区の「札幌ビューホテル大通公園」では。
札幌ビューホテル大通公園 森野 伊智さん：「予約もかなり入っていて、夏休みはほぼ満室の状態が続く」
宿泊料金の高騰や、予約が取りにくい原因とは？ 札幌市は今、夏の観光シーズンの真っただ中。中央卸売市場の場外市場では、旬の夕張メロンや花咲ガニなどを求め多くの観光客が押し寄せています。
市場関係者：「3～4年ぶりだという客が増え、商品が売れている」
市場関係者：「客はピーク時よりも多いかもしれない。コロナ禍以前よりも」
新型コロナの5類移行後、初めての制限のない夏休み。観光客が増加しています。それに加え、コロナ禍で利用客が減った際に行っていた割引が縮小したことで、宿泊料金が上昇しているのです。
札幌ビューホテル大通公園 森野 伊智さん：「『サッポロ割』や『全国旅行支援』の割引があってお得な価格だった。正規の料金からの割引率が低くなり、値段が高くなっている」
そして、さらに別の要因も。
札幌ビューホテル大通公園 森野 伊智さん：「インターハイがあって、多くの高校生が札幌に来ている」
