インフル流行で “学年閉鎖” 相次ぐ 患者急増↑ 1か月で3.5倍 「ワクチンは潤沢だが… 予約とりにくい場合も」北海道
札幌市中央区の小児科です。
こちらではインフルエンザの患者が先週から急増し、1週間に数人だったものが、23日は1日で6人も受診しました。
「例年よりも早く流行してきていると聞いて怖い。4歳のお兄ちゃんいるから気を付けていきたい」(受診した子どもの保護者)
「大人数で住んでいるので、かからないようにワクチンは必ず受けています」(受診した子どもの保護者)
札幌市内ではインフルエンザによる学年閉鎖が相次いでいます。
24日は小中学校でそれぞれ4校。さらに、学級閉鎖は小学校31校で計60学級、中学校13校で計36学級となっています。
道内の感染者数の推移です。
2022年はほとんどいなかったのに対し、2023年は7月から出始め10月中旬までの1か月で3.5倍に増加しています。
なぜ、このように流行しているのでしょうか。
北海道によると、コロナ禍の感染対策でインフルエンザにかかる人がほとんどいなかったことで、免疫を持つ人が少なくなったといいます。
感染症に詳しい北海道医療大学の塚本容子 教授は新型コロナの感染拡大も心配しています。
「新型コロナは気候的にこれから増加してくる。インフルとの同時流行が十分考えられます。症状のある人がマスクをするのが大事。体を動かして免疫力を高めることを気をつけてほしい」(塚本教授)