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50代バス運転手「体調を悪くした」 多重事故の後に路線バスが歩道に… “30メートル”ほど走行し車道へ 車6台絡む事故 バス運転手ら6人ケガ

事件・事故 社会 友だち追加

 12月20日朝、北海道函館市で路線バスなど車6台が絡む多重事故がありました。

 事故の弾みでバスは歩道に乗り上げるなどし30メートルほど走ってとまりました。バス会社によりますと事故の後、運転手から「体調を悪くした。事故を起こした」と連絡があったことがわかりました。

 マチの中心部で鳴り響くサイレン。
 
 事故現場にはフロント部分が大きくつぶれた路線バスのほかに、バンパーが外れたタクシー。
 
 そして何台もの車が確認できます。

バンパーが外れたタクシー

バンパーが外れたタクシー

 バスになぎ倒された歩道脇のフェンスは、約30メートルにわたり押しつぶされていました。

 「ガーンと大きい音がしたので、見たら、バスが反対車線のタクシーにぶつかった瞬間を見て。タクシーが押されてバスが歩道をゆっくり走っていってあっちで止まった」(目撃した人)

 事故があったのは、北海道有数の観光名所の五稜郭公園が近い函館市五稜郭町の市道。

 12月20日午前7時30分ごろ、路線バスやタクシーなど車6台が絡む多重事故がありました。

6台絡む多重事故

6台絡む多重事故

 警察によりますと、バスは交差点付近で対向車線にはみ出し、車と相次いで衝突したとみられています。

 バスはそのままタクシーと衝突し歩道に乗り上げます。

 歩道を走った後は再び車道に戻り約30メートル走行したところで止まったということです。

 バスはあわせて4台と衝突したとみられています。

 この事故でバスの運転手を含む6人が打撲などのケガをして病院に搬送。
 
 バスの乗客約20人にケガはなく、巻き込まれた歩行者はいませんでした。

バスの運転手を含む6人がケガ

バスの運転手を含む6人がケガ

 警察によりますと当時、路面は一部シャーベット状態でした。

 バス会社によりますと、運転手に持病はなく、12月20日朝の点呼では、体調に異常はありませんでしたが、事故の後、運転手から「体調を悪くした。事故を起こした」と連絡があったことがわかりました。警察はバスが対向車線にはみ出したとみて原因を詳しく調べています。


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