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「どこへ行けばいいのか」札幌駅バスターミナル閉鎖で"仮設バス停"に移行 駅から離れた場所に…冬の利用に不安訴える人も

社会

 エスタにあった札幌駅バスターミナルが9月末に閉鎖され、10月1日から仮設のバス停の利用がスタートしました。

 バス会社により停留所が異なります。「じょうてつバス」の現在の様子は…


 仮設のバス停に変わって初めての平日。通勤や通学で利用する人にどのような影響があったのでしょうか。

 「バス会社の行き先ごとに別れてバス停が並んでいる。通勤時間帯、職員が利用客を案内するなど対応に追われている」(新崎 真倫 記者)

札幌駅バスターミナル 9月末に閉鎖

 札幌駅南口の再開発に伴い9月いっぱいで閉鎖された札幌駅バスターミナル。

 これまで1か所に集約されていた都市間高速バスや路線バスの停留所は、10月から札幌駅南側に分散して設置されました。

"仮設バス停" 分散し設置

 はじめての平日を迎えた10月2日。利用客への影響は…

 「移転したことをよく知らなくて、バス停がいろいろなところに分散していてどこへ行けばいいかわからなかった」(利用客)

 「わからないので、バスに乗って、どこで降りるかと。いまここで降りてわかった。Q試しに乗ってきた? はい、そうです」(利用客)

 駅周辺では案内図を片手にバス停を探す人や、職員にバス停への行き方を尋ねる観光客の姿なども見られました。

 また屋内から屋外に変わったことでまもなく迎える冬に不安を抱える人もいました。

屋内から屋外に…悪天候時の利用に不安の声も

 「雨や雪が降ると待つのが大変」(バスの利用客)

 「冬にはどうなるのかな。寒いかなと思う」(利用客)

 市では変更に伴う混乱を避けるために地下歩行空間などに新たに地図や案内板を設置しました。さらに…

 「こちらの案内図で行き先を確認してスマホでQRコードを読み込むと、地図が表示され使いたいバス停までの行き先を案内してくれる」(新崎 真倫 記者)


 一見便利に見えるQRコードですがこんな声も…

地図・案内板・QRコード設置し対応

「私スマートフォンを持っていない。普通の時刻表を見てきた」(旭川市から来た男性)

 市は、案内のためにバス会社と連携し約10人の職員を当面配置することで混乱を防ぐとしています。