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「灯台が日本の領土と考えるなら、なぜ自分で改修しなかったのか」北方領土・貝殻島灯台に白ペンキ塗り点灯させたロシア側が主張

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改修を終えた貝殻島の灯台前で記念撮影するロシア地理学会サハリン支部の会員(提供・ロシア地理学会サハリン支部)

改修を終えた貝殻島の灯台前で記念撮影するロシア地理学会サハリン支部の会員(提供・ロシア地理学会サハリン支部)

 北方領土・歯舞群島の「貝殻島灯台」をロシア側が改修し、点灯させた問題で、工事を手がけた団体が、北海道ニュースUHBの取材に応じ、自国の施設を整備したにすぎないとの見解を示しました。

 取材に応じたのは、ロシア地理学会サハリン支部。8月31日、灯台に白いペンキを塗るなど改修作業をボランティアで手伝ったことを認めたうえで「航海の安全性を向上させるために必要だった」と答えました。

 同支部はあくまでもロシアの施設を整備したにすぎないと主張。「ロシアの領土の一部を日本の領土だという主張を議論することさえ、我々は驚き。灯台が日本の領土と考えるなら、なぜ自分で改修しなかったのか」と指摘しました。

 貝殻島灯台をめぐっては8月に入り、ロシア国旗も掲げられ、日本政府は「受け入れられない」とロシアに抗議。ロシア側による改修工事も根室側から目撃され、26日には9年ぶりに点灯されました。

 改修作業を依頼したのはロシア政府とみられ、今後周辺海域でロシア船舶の往来が増える可能性があります。