【札幌・ススキノひき逃げ事件】女性はねた現場“ブレーキ痕”なし 猛スピードで暴走し路線バスに衝突 「サイドミラーを見た時に…避ける間もなくぶつかった」
11月8日、札幌市中央区のススキノで女性2人を乗用車ではねたとして23歳の男が逮捕されたひき逃げ事件で、現場には目立ったブレーキの痕が無かったことが分かりました。
危険運転致傷とひき逃げの疑いで10日に送検されたのは、石狩市の溶接工 長崎勇道容疑者です。
長崎容疑者は8日、乗用車を暴走させ、札幌市中央区南3条西3丁目の交差点で韓国からの女性観光客2人をはね、ケガを負わせた疑いがもたれています。
「車が後ろから縫うように走ってきて、その時は猛スピードを出していた。(はねられた)1人がすぐにボンネットの状態。もう1人が約2メートルくらいはね上がる感じ」(目撃者)
その後の調べで現場には、長崎容疑者がブレーキをかけたような目立った痕が無かったことが分かりました。
白昼の繁華街を騒然とさせた今回の暴走。
きっかけは事件直前の警察による職務質問でした。
警察官の声がけに長崎容疑者は乗用車を急発進させます。
警察は緊急でパトカーによる追跡を開始。長崎容疑者は信号無視や一方通行を逆走するなどして逃走を続け、路線バスと接触事故を起こしました。