専門店も続々登場!過熱する「カプセルトイ」人気 “わくわく感&懐かしさ”も…世代や国籍問わず魅了されるワケ
こちらは札幌市中央区の大型商業施設に入る未来屋書店。2023年9月、店の一角にカプセルトイコーナーができました。300台のマシンが並びます。なぜ次々と専門店が誕生しているのでしょうか。
「大人の女性が、ガチャガチャを結構購入するようになって、空いたスペースにマシン自体が置かれる環境が増えてきた」(日本ガチャガチャ協会 小野尾 勝彦 代表理事)
かつてスーパーの廊下に置かれることが多かったカプセルトイ。
コロナ禍をきっかけにテナントのスペースを活用できるようになり、大人の女性客が増えたことに加え、人件費も電気代もかからず、運営側にとって効率がいいことも大きいと言います。
さらに…
「300円出すと、すっと笑える楽しい商品が出てくるのがカギ」(小野尾さん)
日本ガチャガチャ協会によりますと、カプセルトイ市場の売り上げは、2022年に610億円に達し、この20年で3倍になりました。
約40社が毎月400種類前後の新商品を出すほどの過熱ぶりで、1965年の上陸以来「第4次ブーム」が来ているというのです。
札幌市中央区の狸小路商店街に3店舗を展開する「シープラ」。
中でも2丁目に9月にオープンした専門店は約1200台が並ぶ大型店です。
「(狸小路は)長い商店街なので、(3店舗で)幅広いお客さんに利用してもらえるよう展開しています。女性がかなり多い印象ですね」(#C-pla+ 狸小路2丁目店 佐々木 繁 店長)
では、この店でどんな人が楽しんでいるのか見てみました。
取材したのは火曜日の午後6時すぎ。最初に目撃したのは外国人でした。
「とてもかわいらしい!私は黄色が大好きです」(タイからの観光客)
タイや台湾からの観光客にも、日本のカプセルトイは話題でした。
「サブカルチャーとしてガチャガチャっていうもの自体が認知されていて、お土産としても小さくてかさばらなくて金額的にも低単価ということで、今後どんどん増えていくと思います」(日本カプセルトイ協会 都築 祐介 代表理事)