「凶暴スズメバチ」北海道でも活発化 園児ら刺される被害も…住宅の軒下や換気口などに巣ができることも…黒いものに反応するのでアタマが狙われやすい 襲われたら"体を低くして"その場を立ち去ることが重要
スズメバチが北海道でも活発化する時期を迎え、札幌市や専門家は注意を呼び掛けています。
北海道内では7月17日、苫小牧市で遠足をしていた保育園児9人が公園でスズメバチに刺される被害がありました。スズメバチは暑さに弱く、巣の温度を下げるために活発に水を運ぶ行動を取るため、猛暑は目撃する可能性が高まると専門家は指摘します。
道立衛生研究所や札幌市によりますと、スズメバチは6月から巣を作り始め、8月下旬から9月末にかけて子孫を残す準備が活発化し攻撃的になります。
札幌市には、今年4~6月までの3か月間でスズメバチに関する市民からの相談が、前年と比べて196件少ない178件寄せられています。過去5年間には2019年度1173件、2020年度1300件、2021年度1650件、2022年度1548件、2023年度1967件とそれぞれ相談が寄せられています。
札幌市は、家の周りや軒下、換気口にスズメバチの巣ができていないか確認し「巣を見つけたら近づかずに専門の業者に相談してほしい」と呼び掛けています。