“トキシラズは0匹 ブリは100匹” 海水温上昇で漁業に変化が コンブの生育悪く漁獲量が激減 「海洋熱波」が原因か 北海道
影響は食卓にも出てきそうです。
鮮魚の品揃えが豊富な釧路町のスーパーで、この日、捌いていたのは地元で取れたブリです。
「ここまであふれるくらいブリが取れるのはここ数年、特に今年はすごいです」(スーパーヒロセ 睦店 関本義臣 鮮魚職長)
もともと、この時期はサケやイカが主力でしたが、水揚げ量が減少し、価格は倍以上になることもあるといいます。
「値段がどんどん上がっています」
「いままで手軽に食べられた魚が食べられなくなった」(いずれも買い物客)
一方、暖かい海を好むマグロは、地元のものが増えているということです。
「その時期の主力のもの、トキシラズやイカは年々、減ってきて取れなくなってきていますね。いま、とれてきている魚の美味しい食べ方を勉強して、お客さんに発信していけたらと思います」(従業員)
今後も続くと予想される海の異常高温。
食卓に並ぶ魚も変わるかもしれません。