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【衆院選】「政治とカネ」クローズアップの選挙戦 裏金問題に厳しい審判…自民は逆風で過半数割れ 立憲が大躍進 政権の枠組み流動化で1次産業・専門家の受け止めは

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「自公連携」の象徴区にも影響

公明 道10区落選 稲津久さん

公明 道10区落選 稲津久さん

 「保守政権が長かったから反動が出た」(80代)

 「国民の審判が下ったという感触はあった」(40代)

 自民党の候補に吹き荒れた逆風。「政治とカネ」をめぐる問題の火の粉は「自公連携」の象徴区にも振りかかりました。

 「政治資金の問題で有権者の方々の関心が高かったんじゃないだろうかと思っている」(道10区落選 公明・稲津久さん)

 岩見沢市などの北海道10区で落選した公明党の稲津久さん。党の代表が2回も北海道入りしましたが、議席を失いました。

道4区にも「裏金問題」の影響が広がる

自民 道4区落選 比例復活 中村裕之さん

自民 道4区落選 比例復活 中村裕之さん

 こちらは北海道4区。「裏金問題」の影響を振り返りました。

 「あの『2000万円問題』は非常にブレーキがかかった。国民感覚と全く外れているという風に私も思った」(道4区落選 自民・中村裕之さん)

 自民党道連トップの中村裕之さん。自身は裏金問題の当事者ではありませんが、札幌市西区や小樽市などの北海道4区で落選。比例復活したものの、非公認とした候補の支部に対し、政党助成金2000万円を支給していた党本部への一連の対応に疑問を口にしました。

道7区当選 鈴木貴子さんは“悔し涙”

自民 道7区当選 鈴木貴子さん

自民 道7区当選 鈴木貴子さん

 自民党の大敗を受けて、選挙協力したこの人は…

 「裏金問題、さらに選挙戦の後半になってから2000万円の公認料の問題が出てきた」(参院議員 鈴木宗男さん)

 「言葉が出て参りません。仲間たちの無念を思うと、喜んではいられない」(道7区当選 自民・鈴木貴子さん)

 釧路市や根室市などの北海道7区で当選した鈴木貴子さん。勝利のあいさつで最初に流したのはうれし涙ではなく、悔し涙でした。

 「自民党を立て直す。私が立て直していく」(道7区当選 自民・鈴木貴子さん)

 裏金問題で自民党は大きな分岐点を迎えています。

立憲が大躍進 12議席獲得

 自民党と公明党が議席数を減らした一方で…。。

 午前8時、音更町。北海道第11区で3回目の当選を果たした立憲民主党の石川香織さんは、街頭で感謝の思いを伝えていました。

 「お世話になった人がたくさん通って、ちゃんと目を合わせて手を振ることができましたので、これからたくさんの皆さんに決意を伝えたい。与野党折衷する国会を作れそうなので、ここからが勝負かなと思っている」(道11区当選 立憲・石川香織さん)

 3年前(2021年)の衆議院議員選挙では、北海道で立憲民主党が確保した議席は、20議席のうち小選挙区と比例合わせて8議席。自公に抵抗を見せました。

 今回、立憲が獲得したのは全体で12議席。自公の地盤を制したり、惜敗して比例復活するなど、小選挙区の立候補者全員が当選を果たしました。