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モユクや札幌ドームへ鉄骨供給 独自技術の"自動開閉水門"で世界注目 「旭イノベックス」星野幹宏さん #BOSSTALK

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|商品は"社員"に ストーリーで理念共有

2018年に代表取締役社長に就任

2018年に代表取締役社長に就任

――社長に就任されたのはいつですか?
 2018年に代表取締役社長に就任しました。

――いま力を入れて取り組んでいることは?
 私たちは製造業、いわゆるメーカーです。将来的に製品を売り続け、この会社を維持できるのか。難しいのではないかと感じています。

 生み出す製品は変わらないのですが、商品は"社員"にしたい。そのためにはストーリーを共有し実現するために何をつくるかを考えてもらっています。

 建物では、安心安全の建物を建てるためにお客様や協力業者、ゼネコン、それぞれの仕事をいかに楽にするか。何も考えずに鉄骨といえば、旭イノベックスに電話するとできる状態をつくろうとしています。

 水門では世界中から水害で亡くなる人をゼロに。暖房の部門では、24時間365日、冷暖房を意識せずに空間を過ごせるようにするストーリーを共有しています。

トヨタの教えは「ボスになるな リーダーになれ」

北海道で育った技術を世界へ――

北海道で育った技術を世界へ――

――ボスとして心がけていることは?
 トヨタ自動車の中では「"ボス"になるな、"リーダー"になれ」という教えがあります。

 背中で見せたり、無理やりついてこさせようとするボスになるのではなく、自分も参加し組織が掲げるテーマの実現をゲームにできる人がリーダーだと理解しています。

 何事も楽しくなければ続かない。守るべきことは守り、より楽しく、より良くしていくことをリーダーが実現すると思っています。

 決断に対して責任を取るのが社長。悪いことが起きたときには、僕が最初に謝りにいく。それが僕の仕事なので、もれなく悪いことを早く僕に伝えてくださいと社員に伝えています。

――これから会社と自身をどのように成長させていきたいですか?
 水門をつくる部門では、世界中から水害で亡くなる人をゼロにすると掲げています。"世界中から"という一言を入れるのを結構迷いましたが入れることにしました。

 北海道でオートゲートという新技術を育てられたので、この技術を外に広げていきたいという思いがあります。広げることで北海道にフィードバックできることも多いのではないでしょうか。

 北海道には様々な成長エンジンがあるが、北海道をベースに様々なところに行き、北海道産の技術を展開していきたいです。

――"リーダー"としてのこれからは?
 年齢も重ねてきたので、少しボスの風格をつけていきたいなと思います。


北海道の活性化を目指すボスたちと北海道の未来と経営を楽しく真剣に語り合う「BOSS TALK」(ボストーク)。廣岡俊光キャスターがボスの本音に迫ります。