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「地滑りは静かに家に迫ってきた」 能登半島地震 ”北海道の記者”が見た被災地…真冬の大地震・津波・土砂崩れ

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押し流された土砂が家屋を巻き込む

押し流された土砂が家屋を巻き込む

 「押し流された土砂が家屋を巻き込み道路や畑にまで流れ込んでいます」(廣岡 俊光 アナウンサー)

 北海道でも2018年の胆振東部地震で大規模な土砂崩れが起きています。

 厚真町では37人が亡くなりました。

 市ノ瀬町では上流からあふれた水が田んぼに流れ、さらに下にある田んぼへ、また下の田んぼへと流れていきます。
 
 避難所の公民館で当時の話を聞きました。

 「地すべりの音って初めて聞いたもので、土の流れる音はザーッって音が続いているんですね、全然静かに来てるもので、自分の家の目の前の横に来るまで気づかなかった」(東 充さん)

 静かにやって来る恐怖。

 そして土砂崩れは60年以上住み続けた家に到達しました。

60年以上住んだ家

60年以上住んだ家

 「ザーッて音の後に杉の大木が家に乗りかかって、バリバリバリッていう屋根の破れる音と天井板からバリッて木の枝が天井板を破って室内に枝が出ていた。もうすごかったです。あんな音は聞きたくないですね。2度も3度もあんな音は」(東さん)

 ここではまだ安否不明者がいるということです。
 
 地震が冬に起きたことで影響はさらに大きくなっていました。