週間番組表

MENU CLOSE
検索

「こいのぼり」は”絶滅危惧種”? 少子化・住環境のほかに「男の子が生まれたのを知られたくない…」 室内用・ベランダ用は購入者が増加

社会 友だち追加

 さらに「日本鯉のぼり協会」の渡辺要市会長は、最近の事情をこう指摘します。

 「こいのぼりが外に出ることで、男の子の誕生を知られたくないという人もいる。なんでもかんでも個人情報(保護)と気にしすぎているような気がする」(日本鯉のぼり協会 渡辺要市会長)

 「こいのぼりって外に飾るから外から見えるという意識があるというか…(Q:外からの目線が気になる?)そうですね」(4歳男児の母親)

 こいのぼりは観光地や公共の場所でしか見ることができない、絶滅危惧種のような存在となってしまうのでしょうか…。

 「マンションなので室内に」(男子小学生の母親)

室内用のこいのぼり

室内用のこいのぼり

 マンション住まいのためあげられない。そこで最近増えてきているのが室内用のこいのぼりだといいます。

 「かぶとなど内飾りと一緒に横に飾ったり、これだけで飾る人もいる。今、室内こいのぼりが飾りやすいので増えてきている」(小川さん)

ベランダ用こいのぼり

ベランダ用こいのぼり

 こいのぼりの設置を禁止されていないマンションでは、ベランダ用のものもおすすめだということです。

 「新しく生まれてきたお子さんが健やかに成長してほしいという願いは変わらないので、形は変わっても文化として残っていってもらいたい」(小川さん)

歴舟川清流鯉のぼり

歴舟川清流鯉のぼり

 北海道大樹町で34回目を数える「歴舟川清流鯉のぼり」。

 約500匹のこいのぼりが空を泳ぎます。

 札幌に比べて大樹町ではまだまだこいのぼりを飾る家庭が多いといいますが、町の子どもたちはこのビッグイベントを毎年楽しみにしています。

「(Q:どう、こいのぼり?)いいかんじ」(子ども)

 こいのぼりは子どもたちの成長を見守っています。